1997年1月30日待望の3ライン目が完成した。昨年の10月から12月の3か月間は猫の手どころか孫の手をでも借りたい状況であった。
3ラインに向けてスタッフは増員してあったが、にわか社員はやはり戦力にならない、かえってベテラン社員が教育に回り、生産の足を引っ張る状況であった。
この3か月間は30%が新人であったために3交代にはできず、2.5交代という状況であった。ベテランがフルに動いてくれたおかげで生産が何とかこなせた状況であった。だから3ライン出来た時には「もう大丈夫」と一安心であった。
ところがこの後、奈落の底に突き落とされた。