40cmという長さの問題をクリアするには、粉の改良は勿論だが、形状も考慮しなければならない。
ここでもう一つ譲れない条件が「外はサクッ!と中はシットリ」である。
チュロスで一番重きを置いたのは40cmの長さかと言われると、確かにあの長さに驚きと感動をしたのは間違いない。言ってみればチュロスにとっての必要条件である。
但しそれだけではチュロスと言えない。
私にとって「外はサクッ!と中はシットリ」がチュロスの十分条件である。ここに私の拘りがあった。
外も中もサクッ!ならば簡単に40cmは出来る。しかし「外はサクッ!と中はシットリ」だから折れるのである。
これを両立させるための長いトンネルに迷い込んでしまった。