ようやく試作が出来上がって間もなくに、幸運にも電話が舞い込んで来た。
名古屋のC社が女子大の売店で売りたいので100ケース欲しいとのこと。忘れもしない1989年6月26日に電話がかかって来た。

初めて頂いた注文である。チュロスの揚げ油を納品しているD社の関係の会社だったと記憶している。

製品として販売できるまでになった時で、丁度間に合った。7月1日に記念すべき初出荷である。

ようやくトンネルを抜けた。生産を開始して1年を経過した時であった。

続けさまに、E社に7月4日に300ケースの出荷、当時としては大量であり、今後も継続して取引を頂けるとのこと、まずは一安心であった。初めて忙しく生産に追われた。

これでようやくうまく行けると思ったが「そうは問屋が卸さない」という言葉通りであった。

チュロスのおもてなしレシピ