まずはE社に相談をし、準備段階でいろいろ手直しをした。

ロールがけ、床の掃除も徹底的にホコリが立たないように時間を決めて掃除をし、その状況を毎日徹底的に記録する。

勿論ロールがけも最初は午前午後の2回であったが安全を求めて4回になり、1時間に1回になりと、どんどん時間を短くしてきた。
気づいてみると改善をし、それをチェックし、そして記録する。

安全とはハードの改善も重要ではあるが、それ以上に重要なことはソフトの完全な遂行である。
決めても実践できなければ、そして記録に残しトレイサビリティーもしっかりできなければ意味がない。

F社の1年にわたるご指導の下、ようやく1999年3月3日桃の節句に冷凍食品協会より2198号冷凍食品認定工場の認可が下りた。
これは工場長の努力を無くしては得ることが出来なかった。

チェックと記録を継続してやり続け、当時でも120冊のチェック表が出来ていたし、私に何度も冷凍食品の認定工場は諦めようと言いながらも最後まで頑張ってくれた。彼の大勝利である。

120冊のチェック項目