冷凍食品の認定工場指定を受けてから、工場長は一層安全チェックに力を注ぐようになってきた。

チェック項目表が最初は①基準書から始まり、②技術標準、③PL監査から始まって当時で120項目のチェック表が棚に置かれていたが、それからも増える一方である。
「これで良い」という事がない。次から次と新しい項目が追加され、現在では171冊プラスαが所狭しと収まっている。

それにもう一つがロール掛けである。

以前にも書いたように午前と午後に1回ずつだったものが、今では45分に1回というところまで来た。

これが終着点なのかどうかは分からないが、食の安全というのは「これで良い」というのが見えてこない。コストとの鬩ぎ合いである。

ロール掛けが午前と午後の1回ずつであれば当人が工場に入るときに1度ずつ自分ですればよいのだが、45分に1回ともなれば、ロール掛け担当者が必要になってくる。
最後は安全を取るかコストを取るかというところまで来る。我社では安全を重視している。

工場のロール掛け