幸いにも能登沖地震後の復旧はことのほか速やかに進んだ。
見た目の乱れに比べて機械本体と建物および設備の損傷が殊のほか軽症で済んだ。工場と本社とは直線距離にして2kmしか離れていないのだが、本社の方が、はるかに損害が大きかった。
これは断層の違いかもしれない。
本社の方は幅100m、長さで500mぐらいの間の被害が他所と比べて数段大きかった。
お陰で工場は1週間で完全復旧できたことが本当に嬉しかった。
地震の為に商品が遅れることもなく供給できたことを幸いに思っている。
だがこのことは今後の為に多くの教訓を残してくれた。
これらの対策を通して今後の備えになった。
この時に本当に親身になってご指導を頂いた方がF社の部長であった。
災害の事前対策に関して多くの助言を戴いた。危機管理のいろはを教えて頂いた。
こうやってチュロスは多くの方に支えられている商品だと実感を受けた。