2022/05/24
それからというもの、先生が特別なコンサートを開催する時には必ずチケットを送って頂くようになり、必ず、コンサートに東京へ出かけるようになった。

1年間で3回コンサートを聞かせて頂いたが、この間に、私に大きな変化があった。

父から社長を譲られたのである。1995年2月18日である。

取り敢えずは、主だったところにご挨拶に行くことになり、1月18日に真っ先に東京のN社の社長にご挨拶に父と二人でお伺いしたら、「挨拶だけで終わるつもりなのか?」と聞かれた。一応その予定ですとお答えしたのだが、その時の答えが「私が挨拶のスピーチをするから会長・社長就任披露宴を開きなさい」と言われたのである。

お断りすることもできず、とんとん拍子に話が進み3月18日に加賀屋さんで開催することに急遽決定した。

丁度、先生とお付き合いを初めて1年目の事であったが、先生ご夫妻も出席をしてほしいと招待状を持ってお伺いしたら、「出席するだけでいいのか?」と言われ、「折角だから娘も連れて行くので君の社長就任祝いに音楽会をプレゼントするよと言われたのである」大変であった。


加賀屋さんに聞いてもコンサート付きの社長就任式の経験がないとの事、その上、演奏者が超一流のチェリストである。式次第が全く分からない。そりゃもう大騒ぎであった。

社長就任披露宴