工場用地の確保も済みいよいよ設計に取り組むことになり、E社との打合せが大変重要になり相当の日数を費やし、工場の建坪もほぼ確定した。
約1500㎡の規模に決定し、生産能力は現工場の2倍で、最高3倍までは対応できる計画になった。
いよいよ設計に掛かったが次から次と問題が明るみに出て来た。
先ずは鉄骨が順調にいっても5カ月は掛かる。
それを繋ぐボルトに至っては7ヵ月見て欲しい、建築会社が忙しくてなかなか請け負ってくれない。
それにもましてチュロスの生産が間に合わず、急いでほしいとの話が各社から出て来た。
1日も早く工場を立ち上げないといけない状況においこまれてきたのである。
そこで我々が取った手段は、現工場を残しつつ、現工場の150%を生産できるこじんまりした工場を既存の建物を利用しフルチェンジをする計画を立てた。
そうすれば、鉄骨も問題も解決され、建築会社もある意味もう一ランク下げた会社でも対応でき、工期が大幅に短縮される。
これしかないという結論に達したのが2018年の年の瀬も押し迫った12月4日であった。